hostsファイル設定 DNS変更前に移行先のサイトを確認

hostsファイルの設定 WP 設定

hostsファイル設定 サイトの引っ越し(サイト移転)前に、移転先のサイトを確認する方法です。とても簡単です。

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hostsファイルの設定の手順

hostsファイルの設定 利用する条件

  • 独自ドメインであること

hostsファイルの設定の手順を簡単に説明

Windows

手順
  1. メモ帳を右クリックし「管理者として実行」で開く
  2. 「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」→「はい」
  3. 「フォイル」→「開く」
  4. ファイル名欄に「C:\windows\system32\drivers\etc\hosts」と入力→開く
  5. 一番下に IPアドレスとドメイン名を追加
  6. ファイル→保存する

hostsファイルを表示する手順

1.メモ帳を右クリックし「管理者として実行」

hostsファイルの設定
hostsファイルの設定

3.「フォイル」→「開く」

4.「C:\windows\system32\drivers\etc\hosts」入力

hostsファイルの設定
hostsファイルの設定
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hostsファイルの書き方

IPアドレスとドメイン名を追加

hostsファイルの設定
移行先のIPアドレスドメイン・サブドメイン
例 123.45.678.91例 example.com
例 123.45.678.92例 site2.example.com
例 123.45.678.93例 site3.example.com

IPアドレス(例 123.45.678.91)とドメイン(例 example.com)を追加

# localhost name
# 1 localhost
# 1 localhost

上記の様にhostsの記述があるので
下に「IPアドレス ドメイン」を追加します。

123.456.78.91 example.com
123.456.78.92 site2.example.com
123.456.78.93 site1.example.com

IPアドレス 123.456.78.91 のドメインexample.comを見ることができます。

hostsファイルを設定したPCはそのIPアドレスのサイトが表示されます。

世の中に表示されるサイトexample.com321.456.78.9(移行元)
hostsファイルを設定したPCexample.com123.456.78.91(移行先)
hostsファイルの設定
hostsファイルの設定

WordPresをIPアドレス123.456.78.91のサーバーにインストールすると、同じドメインのサイトが2つ(移行元と移行先のサイト)出来上がります。

  • 世界中に表示されているのはIPアドレス321.456.78.9のサイト
  • hostsファイルで表示されているのはIPアドセンス123.456.78.91のサイト

6.保存

hostsファイルの設定
hostsファイルの設定

サーバー移行作業が終わったら、hostsファイルに追加した設定は削除すること

hostsファイルが機能しているか新しいサイトにアクセスする

  • http://example.com にアクセスする

これで新しいサイト(移行先)が表示されます。

「この接続ではプライバシーが保護されません」とメッセージが表示され、接続できません。

と表示された場合は、次のことを確認します。

「この接続ではプライバシーが保護されません」と表示された場合の対処
「この接続ではプライバシーが保護されません」と表示された場合の対処
  • 「http://」にアクセスしているかURLを確認
  • ブラウザのキャッシュを削除する

ブラウザのキャッシュを削除する手順

  1. 右上の三点メニュー→「その他のツール」をクリック
  2. 閲覧履歴の消去
  3. 「キャッシュされた画像をファイル」にチェックを入れる
  4. 「データの消去」をクリック
「この接続ではプライバシーが保護されません」と表示された場合の対処
「この接続ではプライバシーが保護されません」と表示された場合の対処

これで移行先の新しいサイトが表示されます。移行元のサイトを開いた後、移行先のサイトを開く場合はキャッシュを削除して下さい。

「hostsファイル」とは

ドメインの移転IPアドレスドメイン
移転前223.45.678.91example.com
移転後123.45.678.91example.com

DNSでIPアドレスとドメインを紐づけます。

設定IPアドレスとドメインの紐づけ
世界中の人が見るサイトDNSの設定223.45.678.91 と example.com
自分のPCのみでチェックできるhostsファイルの設定123.45.678.91 と example.com

DNSの設定はそのままで、ご自身のPCの「hostsファイル」を利用することで、あなたのPCだけで公開前のサイトを確認できます。

「hostsファイル」と「DNS」
「hostsファイル」と「DNS」

DNS設定とIPアドレスとドメイン

DNS(ドメイン・ネーム・システム) はドメインとIPアドレスを管理するシステムです。

IPアドレスコンピューターが理解するインタネット上の住所
ドメイン人にわかりやすいインタネット上の住所

IPアドレスは数字が並んでいます。人にわかりやすくする為にドメインがあります。

  • IPアドレス 123.456.78.9
  • ドメイン example.com

DNSで、ドメインをIPアドレスに変換します。

DNS設定とIPアドレスとドメイン
DNS設定とIPアドレスとドメイン

DNS設定 と hostsファイルの設定の違い

DNSの設定

DNS設定で

  • IPアドレス(例 123.45.678.91)とドメイン(例 example.com)を結びつける

移行の最後にDNSを設定することで、新しいサーバーのサイトを多くの人に発信することができます。

hostsファイルの設定

DNSを設定することなく、ご自身のPCでのみ別サーバーのサイトを見ることができます。

ご自身のPCのhostsファイルで

  • IPアドレス(例 231.45.678.91)とドメイン(例 example.com)を結びつける

hostsファイルを利用する利点

  • 移行先のサイトを表示する前に、サイトのチェックができる
  • 不具合があった時にサイトの運営を止めずに済む

hostsファイルを利用すると、サイト切替のタイムロスが少なくて済むかもしれません。

Windows10 hostsファイルを編集する手順

  1. タクスマネージャーを起動(Ctrl+Shift+Escで起動) 
  2. ファイル→新しいタスクを実行
  3. 「このタスクに管理者特権を付与して作成します」にチェックを入れ cmd.exe を開く
  4. notepad.exe C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts と入力
  5. hostsファイルを編集
  6. ファイル上書き保存

ファイル→新しいタスクを実行→ cmd.exe を開

hostsファイルの設定
新しいタスクの作成

cmd.exe コマンドプロント

notepad.exe C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts と入力

hostsファイルの設定
cmd.exe コマンドプロント

DNSレコードの設定

参考 hosts